兎は俺のモノⅡ




会場は拍手で満たされていた。

前の人が終わった合図だ。

次は…

「ステージに出てください!」

「ハイ。」

俺たちの出番が来た。

兎はガチガチなっていた。

「兎?」

呼ばれた兎が俺を見上げようとした時

「ッ…!」

兎の唇にキスを零した。

「楽しもうぜッ!」

兎は笑った。

アタシは今まで見たこともない

啓の笑顔を見て

気が楽にになった。
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