兎は俺のモノⅡ





「よしッ!ちょっと休憩な。」

「ハイ…。」

アタシは優れないまま

休憩には入った。

<パタン>

廊下に出た。

顔をあげると

びっくりしたような

啓が長椅子に座っていた。

「啓…。」

「兎ッ!」

啓が椅子から立ち上がって

アタシに近づいてきた。

「場所変えよ。」

「うん。」

ちょっと冷たい声。

< 26 / 103 >

この作品をシェア

pagetop