兎は俺のモノⅡ
「何?」
「留学って
アタシと啓もですよね?」
これが聞きたかったこと。
でも…
「え?!中澤くんは
留学しないわよ。
あなただけよ?」
信じられなかった。
だって一緒に行くって約束したのに。
「それってホント…ですか?」
「ホントよ。」
その返事を聞いてアタシは
「すいませんッ!
今日は帰ります。」
「あッ!はいはい♪」
校長は引き留めないで
手を振っていた。
アタシは急いで家に帰った。