兎は俺のモノⅡ
「失礼します。」
「どーぞッ。」
俺は校長室に来た。
「まぁそこに座って。」
「はい。」
指示されたソファーに座った。
「中沢さん。
定期演奏会お疲れ様。
それでね…。」
俺がずっと聞きたかった結果。
兎に追いつくために必至に歌った。
絶対に兎と一緒に向こうに渡るって。
「それでどぉしたんですか?」
「あのね…あなたにはまだ留学は
行けないの…。定期演奏の時有名な人が
いらっしゃっていたことは知っていたでしょ?
そのお方がまだっておっしゃってたから…。
しかもまだここでやってほしいこともあるし…。
だから…「わかりました。失礼します。」
「あッ!ちょっとッッ!!」
もぉ校長の言葉が入ってこなかった。
<パタン>
校長室を出るとなんとも言えない気持ちになっていた。