兎は俺のモノⅡ
アタシは腕をひっこめて
「さぁッ食べよッ。」
わざと話を変えた。
「「いただきます。」」
啓が手作り肉団子を
口に運んでドキドキしながら
見ていると
「うまいじゃんッ。」
そぉ言ってくれた。
「でも、俺の方がうまく作れる。」
ぷ-------ッ
アタシは少しすねて
ご飯を食べていた。
「兎!」
前を向くと
「ハイ。あ~んッ」
「あ~ん。」
啓に食べさせてもらった。
「すねんなよッ!」
「すねてないもん。」