兎は俺のモノⅡ
<チンッ>
エレベーターの扉が開いた。
眺めがすっごく素敵だった。
「ここかッ!!」
アタシの前には中山と書かれた
表札とこれから始める新しい生活の扉があった。
<ガチャッ>
カギを開けて中に入ると…
「広ぉぉぉいッ!!」
すべてが広かった。
部屋には奇麗なキッチン。
大きいテレビ。
ふかふかソファー。
なんていっても
別室には学校にあるようなピアノ。
そもそもアタシが
こっちに来た理由は
家から学校に行くまでに
3時間もかかるから。
そんなんじゃぁ寝てられないからね♪
って理由。