兎は俺のモノⅡ
ようやく落ち着いて
いよいよ挨拶回り。
「緊張するなぁ…。」
そぉ言って部屋を出て品を持って
挨拶回りに行った。
みんな「よろしくね!」
ってにこやかに言ってくれてよかった。
最後にアタシの横のお宅…。
<ピーンポーン>
チャイムを鳴らして出てくるのを
待っていた。
「どなた?」
出てきたのは…イケメン!!
女の子みんなが憧れる感じ。
「あのッ…アタシ中山 兎藍って
言います。このたび引っ越してきました。
お隣なので…よろしくお願いします。
あと…これつまらないものですが…。」
緊張して詰まりながら言った。
「あ~。よろしく。」
そぉ言ってイケメンは微笑んで
受け取ってくれた。