兎は俺のモノⅡ



「ここだよ。」

目の前にはぶ厚そうな扉。

兎が押すと扉は開いて

中は意外にも広かった。

そして階段を上がると

「ここ♪」

ドアはデコっていた。

なんだか兎らしくなっていた。

兎は鍵を開けて入って行った。

「案外広いじゃん。」

「そぉだよ。」

それから兎は紅茶を作って

俺の前に置いた。

まるで日本にいたとき俺がやっていたように。

兎は俺の横に座って紅茶を飲んでいた。

「兎…お前可愛くなったな。」

「はッ?」

兎はびっくりしていた。
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