兎は俺のモノⅡ
でも、《友達》がなかなかできなかった。

言葉もわかるし…なんで?






それからめきめき上達することが

できた。そして、上達できたおかげで

リサイタルを開けるまでになった。

町の教会に呼ばれてリサイタルをやった。

けっこう喜んでもらえた。

それからもたびたび呼ばれ今のとこは2回。

その他にも定期演奏会にも出席した。





----------------2年後

アタシは高い壁にぶつかっていた。

先生も代って新しい課題が出された。

何回も何回もスランプに落ちた。

でもそんな時に友達が出来た。

名はローシャ(男)。

定期演奏会で共演しただけだった。

でも覚えててくれたらしく

スランプに落ちてロビーでうなだれているとこに

声を掛けてくれた。

それからは愚痴をこぼせる仲間になって

たまに会うこともある。

そのおかげで壁を乗り越えられた。

そして3年…ずっと来るのを待っていた

愛しの啓が来た。




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