兎は俺のモノⅡ
でも俺…まだ指輪買ってねぇし。

でも早めに買っておかねぇと…

他の奴に取られる…特にローシャとか

一番危ねぇ。兎はその気ないけど…な。

「よしッ。」

俺は決めた。

案の定今日は学校が休みで兎はいまだに起きてこない。

時計を見ると11:00を指していた。

パンフレットを元のとこに戻して

出かける準備をした。

「ちょっと行ってくんな。」

寝てる兎に言って家を出た。




---------------ジュエリーショップ
「いらっしませぇ。」

中にはたくさんの宝石たち。

しばらく店の中をウロウロしてると

!!すごく兎に似合いそうな指輪を見つけた。

半分ルビーの宝石でハートの形だった。

「すいませんッ。これください。」

興奮を抑えて店員に言った。

「これですね。ペアにしますか?」

ペアってあんのか…

「じゃッ。ペアで。」

……………。

「ありがとうございました。」

店を出ると早く早く兎にはめてやりたかった。




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