ちょこれーと



「いってきまーす。」



靴を履いて外に出た。
眩しい位の光が
私たちを照らす。


『天気、いーな。』


「うん。学校さぼりたいなあ。」


『だーめ。テストあんだろ?』



「うん、…」



『なら放課後一緒に勉強する?』



「いい…、」



『なんで?自信あんの?』




不思議そうに私を
覗き込む。



その行動に
少し焦りながら
顔を背ける。


「徹、大変じゃん。」



『へ…?』
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