ちょこれーと
あっというまに
学校の近く、
早いよー。
『じゃ頑張れよ?』
「徹…。」
『ん…?』
「ほ…放課後。」
『うん…?』
「えと…待ってる、ね。」
『はい、了解しました。』
勇気を出して言った言葉に
徹は笑顔で
手を振ってくれた。
そして、
『ほら、いつもの。』
ぽいっと
私に小さなものを投げた。
『放課後な…?』
そういい来た道を
歩いて行った。
私の手のひらに
大好きなチョコレートを乗せて。