ちょこれーと
『ここにいてあげるよお。』
「で、も時間かかるし。」
『いーからいーから。ね?』
「ど…どうも。」
そういうとオタクくんは
わたしのすぐ横に立った。
ち…近い~っ!!
やだよー、
『うわあ、未由ちゃんていい香りがするね♪もっと…』
そういって
私の髪に手を近付けた。
グイッ…
突然誰かに
体を引き寄せられた。
この人を私は
よく知っている。
『未由…!!』
「と…おる。」
目の前には
息を切らした
愛しい人が立っていた。