ちょこれーと



『え…?』


徹の顔が見えない、
見えないほうが逆に
良かった。


徹の顔が見えたら
恥ずかしくて逃げ出して
しまいそうになると思うから。




『俺…は未由のこと、
『 おい!徹、勉強~!』


突然後ろから声がし
私たちは慌てて離れた。



淳平の どあほ。



『ああ、そうだったな。』



「私、先帰る。」


『え、未由も勉強するだろ?』

「着替えてから行くから、後でね。」




徹の顔をみないで
私は家へと走った。





俺…は、未由のこと



の続きは何?


嫌い?
眼中にない。
妹のようにしか見れない?



マイナスなことしか
考えられなかった。





< 32 / 49 >

この作品をシェア

pagetop