ちょこれーと
『え…?』
徹の顔が見えない、
見えないほうが逆に
良かった。
徹の顔が見えたら
恥ずかしくて逃げ出して
しまいそうになると思うから。
『俺…は未由のこと、
『 おい!徹、勉強~!』
突然後ろから声がし
私たちは慌てて離れた。
淳平の どあほ。
『ああ、そうだったな。』
「私、先帰る。」
『え、未由も勉強するだろ?』
「着替えてから行くから、後でね。」
徹の顔をみないで
私は家へと走った。
俺…は、未由のこと
の続きは何?
嫌い?
眼中にない。
妹のようにしか見れない?
マイナスなことしか
考えられなかった。