ちょこれーと



『姉貴ー』



え ?
淳平?



私はカーテンをそっと開いた。
隣の徹の部屋のベランダから
淳平が顔を出していた、

「何よ、淳平。」


『勉強しねーの?』


「…しない。」


『はあ?何で。』
『淳平ほっとけよ。早くやんぞ。』


え…、



今の徹 だよね?


ほっとけって。



今日の朝は一緒にやろって
笑ってくれてたのに。


嬉しかったのに。





やっぱり告白したのが
いけなかったのかな。




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