,こだわり
「はじめまして。リカコです。お菓子とジュース、良かったら召し上がってください」

「ありがとう。リカコちゃんはこの近所なの?」

「ううん、渋谷」

「渋谷かあ、店は新宿なんでしょ?家に帰ったほうが早いのに、わざわざここまでタクシーで来てるの?」

「だって希菜ちゃんに話したいことがあったんだもん」

「そうか、じゃあ俺が居たら、話できないんじゃないの?」

「いいの別に。浩哉さんだっけ?浩哉さんも一緒に話しようよ」

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