,こだわり
「嘘よ。希菜ちゃんは分かっている。そんなにあいつのペットや玩具になりたいの?もう、人として生きるのは諦めたわけ?」

私はリカコに色々言われる覚悟は出来ていたが、こんな風に責められるとは思っていなかった。

彼は私を玩具かペットのように見ている・・・リカコにそう思われる原因が私の中にある以上、それはリカコの全くの空想ではないかもしれない。

私は彼に訊けばいいのだろうか?

私は何に見えるのかと。

「目を覚ましなさいよ。あいつと居て何がいいわけ?抱いてくれるから?」
 
< 162 / 222 >

この作品をシェア

pagetop