,こだわり


目が離せなくなっても、他にすることもないし、咎める人間も居ない。

そう思ったら、不思議と天井の染みは気にならなくなった。




私は顔を横に向けて、窓の外を見た。


多分ここは、宮内総合病院ではない。

緊急入院だから、ベッドが空いていなかったのだろうか?

どこか知らない病院へ連れて来られたようだ。




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