,こだわり
「大丈夫だよ」

私は上を向いたまま言った。

「何で鼻血なんか出たんだろうな」

彼は私の顎から指を離して言った。

「興奮したんでしょ。久しぶりだから」

私は真面目に言った。

彼は噴出した。

そして笑いながら言った。

「面白い女だな」


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