,こだわり
リカコはお菓子を食べる手を止め、天井を見上げて考える振りをする。
「うん、リカコ行かない」
「そう、それはいい選択かもしれない」
きっぱりと言い切ったリカコを、褒めるような口調で私は言った。
「希菜ちゃん、ありがと。バスルーム使っていい?色々、流さなくちゃ」
色々とは何だろう?
それでもたまに、リカコの言葉に疑問を感じることはあったが、敢えて私はリカコに聞き返すことはしない。
リカコとの会話の場合、理解できないことがあっても、あまりその後の会話に支障はなかった。
リカコの言葉で私が理解出来ない部分は、どうやら会話の中で、あまり重要でないことが多い。
「うん、リカコ行かない」
「そう、それはいい選択かもしれない」
きっぱりと言い切ったリカコを、褒めるような口調で私は言った。
「希菜ちゃん、ありがと。バスルーム使っていい?色々、流さなくちゃ」
色々とは何だろう?
それでもたまに、リカコの言葉に疑問を感じることはあったが、敢えて私はリカコに聞き返すことはしない。
リカコとの会話の場合、理解できないことがあっても、あまりその後の会話に支障はなかった。
リカコの言葉で私が理解出来ない部分は、どうやら会話の中で、あまり重要でないことが多い。