【続】ミケ犬と柴猫





あたしを引っ張りながら

ぐんぐん歩くシバ。



「シ、シバっ」


「んー?」


「手がいいっ」


「手?」


「んぎゃっ」


突然立ち止まったシバに

あたしは激突。



そんなあたしを

「馬鹿だなー」ってクスクス笑うシバに


胸がきゅーっとなる。



「てか、手って何?」



いつもの真顔に戻ったシバは

さっきのあたしの言葉に首を傾げた。





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