ココアブラウン
鳴り響く
絵里はしぶしぶ戻ってきた。
パソコンに向かいインターネットをひらく。
ちらりと見ると懸賞サイトにアクセスしようとしているところだった。
「絵里ちゃん、暇ならこれ片付けて」
あたしは伝票整理を絵里にまわした。休み前からの分だから軽く500枚はある。
どんなに暇だってこれを片付けるにはまるまる2日はかかるだろう。
ネットを見てる暇なんかない。
「えー、これ先輩の仕事じゃないですか。面倒」
「仕事。暇なんでしょ」
「地味なのはわたしの性格にあわないんですよ」
自分でわかるくらい口調はきつくなっていた。
でも、あたしはあたしが嫉妬してるなんてことを認めるわけにはいかない。
絵里が伝票を繰り出すのを確認してあたしは自分の仕事に戻った。
資料を検索して得意先への送付物をチェックした。
しかし、どこを探してもどの部署もCD-ROMの発送などしていなかった。
よくよく考えたら総務事務を司るあたしの元を通らずに郵便が発送されるなんてありえない。
パソコンに向かいインターネットをひらく。
ちらりと見ると懸賞サイトにアクセスしようとしているところだった。
「絵里ちゃん、暇ならこれ片付けて」
あたしは伝票整理を絵里にまわした。休み前からの分だから軽く500枚はある。
どんなに暇だってこれを片付けるにはまるまる2日はかかるだろう。
ネットを見てる暇なんかない。
「えー、これ先輩の仕事じゃないですか。面倒」
「仕事。暇なんでしょ」
「地味なのはわたしの性格にあわないんですよ」
自分でわかるくらい口調はきつくなっていた。
でも、あたしはあたしが嫉妬してるなんてことを認めるわけにはいかない。
絵里が伝票を繰り出すのを確認してあたしは自分の仕事に戻った。
資料を検索して得意先への送付物をチェックした。
しかし、どこを探してもどの部署もCD-ROMの発送などしていなかった。
よくよく考えたら総務事務を司るあたしの元を通らずに郵便が発送されるなんてありえない。