キミと、世界の果てまで。
…は?
「未来ちゃんとレンくんが居ない間に決まったんだけどね、それぞれ想いを寄せてる人に、ちゃんと気持ちを伝えてね?」
「な、何言ってる―――!」
「ちなみにこの歳で好きな人居ませんはナシだから!さすがに居るでしょ?気になってる人くらい」
「いやいやいや!本当にあたし居な―――」
「居・る・よ・ね・?」
悪魔のように、ニッコリ笑顔を浮かべる愛海ちゃんの本性が、初めて見えた気がした。
人間って、怖い。
「でも!レンはいいの!?勝手に決められて…!」
こうなったら、最終手段だ。
レンに最後の助けを請う。
てっきりあたしと同じ回答をすると思っていたが、レンはあたしの考えをガラスを突き破ったように崩壊させた。
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