キミと、世界の果てまで。
***
午前十時ちょうどに、文化祭開催を知らせる校内放送が流れる。
この放送を機に、二年生の出し物「焼き鳥亭」が無事オープンした。
予想以上の混雑ぶりに、何か考え事をする暇すらなく、あたしはひたすら焼き鳥を買いに来る人達の接客をする。
基本「焼き鳥亭」は、女子が接客、男子が調理と決まっており、シフトも午前と午後に分かれている。
運のいい事に、あたしの担当する午前シフトには、寛司やレン、愛海ちゃんも入っていた。
「寛司ー!塩が二本とタレ三本よろしくー!」
「了解」
お客さんの注文を、焼き鳥を焼いている寛司に伝えに、あたしは厨房へと入る。
返事をしながら焼き鳥を焼く寛司の隣には…レンの姿もあった。
今日初めて見るレンの姿に、あたしは身動きが取れなくなってしまう。
寛司と共に調理するレンを、あたしは無意識に目で追っていた。
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午前十時ちょうどに、文化祭開催を知らせる校内放送が流れる。
この放送を機に、二年生の出し物「焼き鳥亭」が無事オープンした。
予想以上の混雑ぶりに、何か考え事をする暇すらなく、あたしはひたすら焼き鳥を買いに来る人達の接客をする。
基本「焼き鳥亭」は、女子が接客、男子が調理と決まっており、シフトも午前と午後に分かれている。
運のいい事に、あたしの担当する午前シフトには、寛司やレン、愛海ちゃんも入っていた。
「寛司ー!塩が二本とタレ三本よろしくー!」
「了解」
お客さんの注文を、焼き鳥を焼いている寛司に伝えに、あたしは厨房へと入る。
返事をしながら焼き鳥を焼く寛司の隣には…レンの姿もあった。
今日初めて見るレンの姿に、あたしは身動きが取れなくなってしまう。
寛司と共に調理するレンを、あたしは無意識に目で追っていた。
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