キミと、世界の果てまで。



―――「だって、もうすぐ地球は滅亡しちゃうかもしれないんだよ?」



「あたしは信じてないもん。もしそうなったら、なったの話よ」



「もう…!お姉ちゃんのポジティブ人間め!」―――




…ああ、罰が当たったんだ。


テレビという媒体を通して、あたし達人類に危険信号を送り続けてくれていたのに、そんな重大な事を信じなかった、あたしへの罰なんだ。



もっと、危機感を持てばよかった。

朱里の言葉を、きちんと聞いておけばよかった。



今更になって、どうしようもない後悔が、あたしに襲い掛かってくる。




「地球滅亡っていう話は、本当だったんだ…」




マヤ文明とか、イルミナティーとか、フォトンベルトとか、よく分からない名前ばかりだけど。


昔の先人は、地球の未来が、目に見えていたんだね―――




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