キミと、世界の果てまで。
Scene2 秘めた力と共に
「それがミライの決意、それでいいんだな?」
「いいから、だから―――」
早く、あたしに助ける方法を教えて。
そう口にしようとした言葉は、下の方から轟いた、大きな爆発音によって掻き消された。
驚いたあたしは、咄嗟に変わり果てた地球の方に顔を向ける。
「ヤベェな、もうそろそろタイムオーバーって訳か」
「え?」
レンが何を口にしているのかが、理解できない。
タイムオーバーという事は、最早この地球は―――
「…レン!!」
その先を考えたくなくて、あたしはレンの胸に置いていた手を耳に移動させ、必死に叫びながら耳元を塞いだ。
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