キミと、世界の果てまで。
それに…
「あたしの気持ちがレンに伝わる事は、絶対に無いから…」
「未来…」
「だってあたしとレンは、生きる世界があまりにも違いすぎるから、ね」
この言葉は、寛司にどのようにして伝わったのだろうか。
レンに人気がありすぎて?あたしの容姿や内面が、レンに追いついていないから?
どちらにしろ、答えはNO。
あたしとレンは、根本的に生活する世界が違う。
地球という、広い広い宇宙の中の小さな星と、どこに存在するか検討も付かない、遥か遠くの異世界。
物理的にも、現実的にも、決して結ばれる事がない、そんな二つの星。
あたしが抱いている思いは、禁断かつ次元を超えてしまう、この宇宙にとってよくないモノなのだ。
「だから寛司。どうかチャームを封印し終わるまでは、普通に接して欲しいの」
「俺にはまだ、チャンスはあるのか…?」
「うん。チャーム集めが終わってから、恋愛に関してはじっくり考えるから」
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