キミと、世界の果てまで。
ずっと、永遠に
こうやって笑っていたいな…。
「それにしても、チャームは一体何処に潜んでるんだろう…」
「それが問題だよな。マジで探す手掛かりもないしよ」
あたしの独り言に寛司が反応し、うーんと唸り続けている。その姿は真剣そのもの。
「このまま逃げてても、チャームに操られてる人間は必ず此処へやってくる。見つかったら、俺達終わりだぜ?」
「そうだけど…動きようが無いんだもん。こんなにチャーム集めで苦戦してるの、初めてかもしれない」
茶のチャームも
緑のチャームも
青のチャームも
黄のチャームも
追い詰められたり色々な困難があったけど、なんだかんだで封印する事が出来ていた。
それなのに、今回は…
「全くって程に手掛かりがねぇよな。俺達に真っ向勝負を挑んでるって事か…」
「チャームはオキカ様を愛する余りに暴走して…。オキカ様の為にも、絶対に封印しないと」
決意を確かめるように、あたしはまだペンダント姿のクロスを握り締めた。
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