キミと、世界の果てまで。
こんな状況では、クロスの言葉も信じられなくなってくる。
「今」現在が、死後の世界に思えてしょうがないのだ。
「…あたし、幽霊だったりして?」
「違ぇーよ。ミライは確実に生きてる。それは俺が保障する」
「だったら、なんで周りは何事も無かったかのように普通なの!?それに、地球は滅亡するハズじゃなかったの!?」
あたしは、レンに大切な人を守れ、そう言われた。
だけど実際、あたしは何も守る事も出来ないまま意識を失い、今に至っている。
それに、レンの正体の謎やクロスの様々な言葉が、あたしの頭を沸騰寸前の状態まで追い詰めていた。
「落ち着けって、ミライ」
「…分かってるけど、でも―――」
「今回の地球滅亡の危機の原因を、俺が知ってると言っても?」
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