キミと、世界の果てまで。
本当に突然すぎる展開に、天使や神々からは、困惑の声が漏れ始める。
「オキカ様…!何故!!」
「私はオキカ様ではないと、着いて行けません!」
「私達神には世界を守るという使命がありますのに、オキカ様はその使命を放棄すると言うのですか…!?」
天使や神々の言葉に耳を傾けていると、痛々しい程のオキカ様への思いが伝わっていく。
それ程に、オキカ様は信頼されているんだ。
「皆、静かにせよ」
あれだけ騒がしかった空間が、オキカ様の一言で、一瞬で静まり返る。
「天界のトップに君臨してから早二千年の月日が経った。私もそろそろ寿命というものを感じ始めてな」
「オキカ様…」
「日々弱くなっているのだよ。私が纏っている全ての力がね」
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