キミと、世界の果てまで。



「このペンダント…」



「綺麗だろ?これがこれからミライを護り、共に戦う相棒となるモノだ」




レンの説明が頭に入ってこないくらいに、あたしは動揺していた。


だって、このペンダントは…




―――「そうだ、俺だミライ、クロスだ」―――




今、ハッキリとあたしの心に、声が聞こえてきたよ、クロス。


夢の中で出逢った貴方の正体は、




―――「俺の名前は、クロスだ」



「クロス…?」



「俺はこれからミライと共に世界を救っていく事になる。…まぁ次に会う時は、この姿ではないがな」―――




あたしの相棒となる、クロスの形をしたペンダントだったんだ。


クロス、貴方はこのペンダントから抜け出して、あたしに夢の中まで逢いに来てくれていたんだね。




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