キミと、世界の果てまで。



それは、オキカ様の魔法の効力が切れた時、神々の魂は凶悪な存在になるという事だった。


魔法の効力が切れた事により、神々は自分の中のオキカ様を敬う心を失い、地球破滅の手助けをしているらしい。




「その証拠に、先程地球を襲った地盤沈下がいい例。あれは地を司る神…茶の神が引き起こした災いだ」



「ウソだ…、だってあんなに神々はオキカ様の事を―――!!」



「神は今、オキカ様を忘れ暴走している。…そんな神々を救うのが、俺やミライの仕事であり、世界を救う為の方法なんだよ」



「要するに…あの五人の神々が作り出す災いを止めたら、地球滅亡は防げるって事、か…」




あたしは杖に変化しているクロスを抱きしめながら、ボソッと呟く。


信じたくないけど、あんなに残酷な地球の姿を見てしまったら、信じるしか方法がないと思う。



ねぇ、オキカ様。

あたしに、世界は救えると思う…?




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