キミと、世界の果てまで。

それにしても、寛司も寛司だ。


昨日急にメールがあり、「明日は用事があるから先に行く」と、あたしを置いていったのだ。


「昨日寛司を救ってあげたのは誰よ！」と叫んでやりたかったけど、グッと我慢したあたしは大人だよ、オトナ。




「結局レンの居場所も分からないままだし、一体あたしはどう地球を救えばいいんだか…」




はぁ…と盛大にため息をついた頃には、もう学校の校門前。


頬をパンと叩いて、気を引き締める。




「赤羽未来、今日も一日頑張らないと！」




一歩一歩を踏みしめながら、あたしは校舎の中へと入っていく。


玄関の真ん前にある職員室前に差し掛かった時、あたしを裏切った張本人が姿を現した。




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