キミと、世界の果てまで。
ハァ…とため息をついても、息苦しさは消える事は無く、あたしの身体は極度の圧迫感に襲われる。
いくらなんでもおかしい気がする。
ただの運動不足だとしても、ここまで苦しめられる事など無いハズ…。
「大丈夫かよミライ」
「へ…?」
苦しさに顔を歪ませていると、急にレンのドアップがあたしの視界に入ってきた。
ビックリしたあたしは、つい後退りしてしまう。
「な…何…?」
「未来やっぱりおかしいぞ。顔色悪いし」
「え…?」
寛司にそう告げられて、あたしはスクールカバンの中に入っている手鏡を取り出す。
鏡に映る自分の顔は…酷く青くなっていて、血の気がない、まるで幽霊みたいな顔色をしていた。
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