キミと、世界の果てまで。
どうしてオキカ様の願いを、あの五人の神々は無駄にするのだろう。
あの五人の神々は、オキカ様の思いを受け継いで、死後もこの地球を守ってくれると誓っていたハズなのに。
「きっと神々も苦しんでるよね?オキカ様に反発したくないと思いつつも、こうやって地球に災いを起こさざるを得ないんだよね?」
レンは、オキカ様の魔法の効力が切れた事により、神々は自分の中のオキカ様を敬う心を失い、地球破滅の手助けをしていると言っていた。
そして、オキカ様を忘れ暴走している神々を救うのが、世界を救う為の方法だとも言っていた。
そうとなれば、あたしのやる事は、ただひとつ。
「あたしがどうなろうと、チャームを封印しないと」
「ミライ…」
「さ、行くよレン!一刻も早くチャームを見つけ出して封印しないと!」
レンの腕を掴んで、あたしは延々と続く灰色の世界を走り始めた。
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