愛して欲しいなんて言わない(番外編)
「俺が?」

「そうよ
両親が帰ってくるまで
お話するといいわ

そうすれば隼夜さんだって
いろいろと話しかけられなくて
済むでしょ?」

確かにそうだけど
小学生とどんな話をしろって
言うんだよ

俺はゆっくりと体を
回転させると
理菜にむかって
歩き始めた

どんな話をすればいいのか
どんな風に話しかければいいのか

俺の頭は爆発寸前だった

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