愛して欲しいなんて言わない(番外編)
なんて母親なんだ
娘をホテルの床で寝かせたまま
男と戯れているなんて
男はたぶん
旦那じゃない
背格好が違った
金のある家って
どうしてこう浮気や不倫が多いのだ
俺は理菜をベッドに寝かせると
大きくため息をついた
シングルのベッドが二つ並んでいた
俺は空いているベッドに
横になると
天井を眺めた
そうだ
連絡しておかないと
俺は体を起こすと
携帯を取り出した
「隼夜さん?
どこにいるんですか?」
鈴子さんの大声が聞こえてきた
俺は思わず携帯を耳から離す
「理菜って子が
床で寝てたんだ
ホテルに部屋をとって
寝かせたから
親を見つけたら
そう伝えてくれない?」
「え?
小西様なら帰られたんじゃ?」
鈴子さんが不思議そうな声を
出していた
「父親がどこにいるか
知らないけど
あと数十分したら
母親が電話ボックスの陰から
出てくるはずだよ
そしたら娘のことを
伝えて」
「わかりました」
娘をホテルの床で寝かせたまま
男と戯れているなんて
男はたぶん
旦那じゃない
背格好が違った
金のある家って
どうしてこう浮気や不倫が多いのだ
俺は理菜をベッドに寝かせると
大きくため息をついた
シングルのベッドが二つ並んでいた
俺は空いているベッドに
横になると
天井を眺めた
そうだ
連絡しておかないと
俺は体を起こすと
携帯を取り出した
「隼夜さん?
どこにいるんですか?」
鈴子さんの大声が聞こえてきた
俺は思わず携帯を耳から離す
「理菜って子が
床で寝てたんだ
ホテルに部屋をとって
寝かせたから
親を見つけたら
そう伝えてくれない?」
「え?
小西様なら帰られたんじゃ?」
鈴子さんが不思議そうな声を
出していた
「父親がどこにいるか
知らないけど
あと数十分したら
母親が電話ボックスの陰から
出てくるはずだよ
そしたら娘のことを
伝えて」
「わかりました」