愛して欲しいなんて言わない(番外編)
「まったく今年の一年は
問題児ばかりですよ」
俺の背後で
一年の担当教師が
愚痴をこぼしていた
俺は顔をあげて
振り返ると
青山舞がほほ笑んできた
「藤山先生のクラスに
こわーい女の子がいるんですって」
青山先生が俺に
説明をしてきた
「はあ…」
「確か…
小西理菜さんでしたよね?」
青山先生が藤山先生に
確認をした
え?
小西理菜?
俺の胸の奥が
ちくっとした
聞き覚えのある名前だ
ずっと
忘れていたけど
忘れたくないって
思ってた名前だった
「そうそう小西理菜!
成績が悪い上に、
態度もでかい!
誰とも仲良くしようとしないし
まあ、いじめがない分
いいとするか…って感じですかね」
藤山先生が顎鬚をぼりぼりと
かきながら
困った顔をしていた
「いじめられるより
いじめるほうなタイプですよね」
「ああ、確かにな」
どんな子になっているんだろう
会いたい
一年の校舎を歩いていたら
会えるだろうか
問題児ばかりですよ」
俺の背後で
一年の担当教師が
愚痴をこぼしていた
俺は顔をあげて
振り返ると
青山舞がほほ笑んできた
「藤山先生のクラスに
こわーい女の子がいるんですって」
青山先生が俺に
説明をしてきた
「はあ…」
「確か…
小西理菜さんでしたよね?」
青山先生が藤山先生に
確認をした
え?
小西理菜?
俺の胸の奥が
ちくっとした
聞き覚えのある名前だ
ずっと
忘れていたけど
忘れたくないって
思ってた名前だった
「そうそう小西理菜!
成績が悪い上に、
態度もでかい!
誰とも仲良くしようとしないし
まあ、いじめがない分
いいとするか…って感じですかね」
藤山先生が顎鬚をぼりぼりと
かきながら
困った顔をしていた
「いじめられるより
いじめるほうなタイプですよね」
「ああ、確かにな」
どんな子になっているんだろう
会いたい
一年の校舎を歩いていたら
会えるだろうか