愛して欲しいなんて言わない(番外編)
お茶を二人分持ってきた鈴子さんが
親父と入れ違いに入ってきた
「見合いをするのですか?」
鈴子さんが
驚いた顔をしていた
「どうして?」
「旦那さまがほほ笑んでました」
「条件付きだよ
親父が選んだ見合い相手ではない女と
結婚をする」
「え?」
「小西理菜って子」
鈴子さんの頬が赤くなった
そしてほほ笑んだ
「隼夜様らしいです」
「俺らしい?」
「ええ
ずっと好いてらしたのですね」
「いや…別に
そういうわけじゃ…」
「だって他人を気になさったのは
あの子は初めてでしたから」
俺は頬が熱くなった
顔が赤くなっているのだろう
好きって感情はよくわからない
だけど
小西理菜って子は
気になる
それだけだ
あの寂しい目を
今も見せているのだろうか
同じ学校にいるけれど
まだ一度も目にしていない
早く会ってみたい
会話をしてみたい
親父と入れ違いに入ってきた
「見合いをするのですか?」
鈴子さんが
驚いた顔をしていた
「どうして?」
「旦那さまがほほ笑んでました」
「条件付きだよ
親父が選んだ見合い相手ではない女と
結婚をする」
「え?」
「小西理菜って子」
鈴子さんの頬が赤くなった
そしてほほ笑んだ
「隼夜様らしいです」
「俺らしい?」
「ええ
ずっと好いてらしたのですね」
「いや…別に
そういうわけじゃ…」
「だって他人を気になさったのは
あの子は初めてでしたから」
俺は頬が熱くなった
顔が赤くなっているのだろう
好きって感情はよくわからない
だけど
小西理菜って子は
気になる
それだけだ
あの寂しい目を
今も見せているのだろうか
同じ学校にいるけれど
まだ一度も目にしていない
早く会ってみたい
会話をしてみたい