恋ザクラ【壱】

瑞:どうして帰るの?

  まだ話し終わってないよ?

  どうしてそんなことしたのか
  教えてくれない?

 (え!?
  話すの?…)

瑞貴の目が真剣だったので、
 話すことにした。


『瑞貴のことは、
 始めてみたころから
 気になっていたんだ、

 夏休みに、
 別荘に行ったとき
 杏に言われて気づいたんだ』

瑞:…杏・・・

『イロイロと話が進んで、
 気づくと、杏が提案した
 あのことになってて。』


瑞:うん。

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