恋ザクラ【壱】

出て行ったけど、
瑞貴はドアの前にいる。


『ごめんね、
 嘘だ!なんて言って。
 じゃあさ、瑞貴の気持ち
 聞かせてくれない?』


うなずきもせず
瑞貴は話し出した。


瑞:私は・・・・
  本当に嬉しかったんだよ?

  涙が出るくらい、
  だって、花音が好きだもん。

  ずっとずっと前から・・・

  花音は覚えていないかも
  しれないけど、、

  あたしたち、
  1回あったことあるんだよ?


『うそ…』


< 36 / 39 >

この作品をシェア

pagetop