流れ星
有紗の優しさ
何時間か過ぎ、空がだんだん暗くなってきた。
夕日が昇り始め、空は綺麗なオレンジ色をしはじめる。
グラウンドからは部活をしてる生徒の声が聞こえる。
今日はもう帰ろう………
あたしは夕日を見て帰ることにした。
家に帰り、携帯を見るとメールが三通受信していた。
誰だろう……………
受信ボックスを見てみると………
有紗、志保、栗菜からだった。
有紗は、
「今日の話、本当?」
志保は、
「有紗もあたしも朝陽のこと心配してるよ〜♪」
栗菜は、
「加奈に嫌がらせされたんだってね。
あたしのせい?」
有紗、志保、栗菜………
皆あたしのことを心配してくれてたんだね。
あたしは急いで有紗に電話をした
「「もしもし?」」
電話をしてすぐに有紗は出た。
よかった…………
「有紗………。」
電話をしてみたものの、何を話せばいいかわからない………。
「「朝陽、あたしは確かに軽蔑した。」」
…………わかってる。
だってあの時の有紗の目は悲しそうだった。
「「なんで言ってくれなかったの…………?
あたしたち、そんなに頼りなかった?」」
「そういう意味じゃ……っ」