流れ星
「最悪…………。」
「テストで0点って……
朝陽、名前書いた〜?」
そう。
定期テストであたしは見事0点をとった。
ある意味………才能?
そしてつっこむのは
「栗菜は?」
「89点♪」
………………栗菜だ。
あれからあたしは栗菜と話すようになった。
今では有紗と志保と栗菜の四人でいることが多くなった。
「さすが栗菜様………。
有紗と志保は?」
「あたしは51。」
と言う有紗。
「あたしは94てーん♪」
と言う志保。
志保も頭良いなぁ………。
年上の彼氏だから?
「…………年上の彼氏欲しい。」
そうポツリと呟くと有紗たちは笑う。
本気なのに〜……。
「小此木先輩がいるじゃん。」
有紗がポツリと呟いた。
その言葉に志保も栗菜も黙り込んでシーンとなる。
実はあれから夕陽はめったに学校に来なくなったらしい………。
噂では裏でヤバいことしてるって聞いた。
そんな噂がある夕陽と一緒にいたあたしは周りから、変な目で見られるようになった。
仕方ない…………
けど、夕陽が心配だなぁ……。