流れ星
やめた…
にしても前よりも学校に来てるのに会えないもんだなぁ………
会いに行くか。
いやいや、んなことしたら周りがうるさいだろうな。
「夕陽、ゲーセン行こうぜ。」
「あ?あぁ。」
昌樹に誘われて俺たちはゲーセンに行くことになった。
久しぶりのゲーセンは知り合いばっかで、やる気さえしない。
俺はどうしたら朝陽に会えるか悩んでいた。
「夕陽じゃん♪」
急に話しかけられ、振り向くと目の前にいたのは金髪の巻かれた長い髪、ギャルみたいに濃いメイクをした顔、胸が見えそうな露出の高い服装……………
こんなやつ一人しかいねぇよ。
「茉奈(マナ)。」
こいつは俺のセフレ。
最近は特に溜まってるわけじゃないから相手にしてなかった。
「名前覚えてくれてたんだ?
なんで電話無視すんの〜?」
テメェの喋り方が耳障りだからだよ……とは言えないよな。
「忙しかったんだよ。」
「他に女いるんじゃないの〜?
駄目だよ?夕陽はうちのなんだからね。」
いつそう決まったんだよ。
「じゃぁな。」
茉奈に別れを告げ歩き出そうとしたら、腕を捕まれた。
「えぇ〜、やだっ♪
今は暇でしょぉ。
相手してよ。」