流れ星
好き

困りごと









「ね♪

いいじゃん。朝陽ちゃん、彼氏いないでしょ〜。」



あたしは今、ピンチかもしれない


ただ一人で3年の校舎の近くを歩いただけなのに……

茶髪で軽そうな男の先輩に話しかけられて、今の状況。

デートに誘われてしまった。




3年って言っても夕陽とは全然違うんだなぁ。

夕陽のほうが怖いかもしれないけど落ち着きがあるし、優しいしかっこいいっ!!



「聞いてるかな?

遊ぼーよ♪ね。」



ね♪って……………



「結構です……っ。」



そう答えると先輩はあたしの腕を力強く掴んだ。


……………痛いっ!
掴むならもっと優しく掴んでよ。



「と、にかくまだ授業ありますから遊べません……。」



「じゃぁ帰りはー?」



………………意味わかんない。

なんかわけわかんなくなって涙が出てくる……。



「わぁ〜ごめん。

じゃぁ静かなとこ行こっか。」



そう言い、先輩はあたしの腕を引っ張り歩き始めた。


………〜っ







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