流れ星



栗菜はあたしと仲良くしなくなってから、ガラの悪い加奈と仲良くなった。

加奈は悪いことばかりしてるらしく、皆栗菜のことを心配してる…………







「頭痛い…………。」



授業を受けていると、急に頭が痛くなった。

昨日、遅い時間まで起きてたからかな………



「朝陽〜、大丈夫?

保健室行ってきたら?」



有紗が心配そうに言う。

あたしは皆に言われて保健室に行くことにした。





保健室で体温を測ると、熱はなくこの時間は寝ることになった。



隣のベッドに誰かいる?


隣のベッドのカーテンはしっかりと閉まっていた。



「……………ふぅ……。」



夕陽とはあれから会えないし、久しぶりに会いたいのになぁ…………。



「……………夕陽……。」



いつの間にか無意識に夕陽の名前を呼ぶ自分がいる。



「誰?」



………………えっ!?

カーテンの向こうから声がした。



「…………えっ?

だ、誰ですか?」



そう聞くとカーテンが開いた。



「朝陽か………っ。」



「ゆ、夕陽…っ!?」



うそ……………

こんなところで会えるなんて……







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