愛して。
「はい。」
腕枕をしてあげながら、
オレに寄り添う最愛の女の前に
メインのお返しを渡す。
それを見て大きなクリクリの瞳を更に大きくする彼女。
「これ……ほんとにもらってもいいの?」
喜びを隠しきれていないほど嬉しそうに微笑む彼女にキスを落とす。
「いいよ。いつでも来ていいから……」
銀色に輝く
この部屋の合鍵。
オレが“彼女”という存在に初めてあげるもの。
今までの“彼女”には渡したいとも思わなかったもの。
麗花がオレの心の中の中心で
オレの世界。
この女の子をずっとそばに置いておきたい…
オレだけの宝物。
-END-