愛して。
「じゃあ、私今から貴之と会う約束してるから。
ばいば―い」
美優紀は一足早く帰って行った。
それから志賀とたくさん話してたら、いつの間にか7時。
「暗くなってきたし、帰るか。」
「そーだね」
「オレも早苗の家行って飯作んねーといけねーから、駅までしか送ってやれねーけどごめんな?」
「全然大丈夫だよ!!
そんな事気にしなくていいから!!」
志賀は優しすぎだよ!!!
駅に着いて、志賀と別れた。
「プルルル〜〜♪チャッチャ〜〜〜♪」
携帯が鳴った。
って!!拓真くん!!??
拓真くんから電話がくるのは初めて。
緊張―――――!!!
「もしもし?」
「麗花。今の奴誰?」
「へ?」
志賀の事??
「......とりあえず乗れ。」
車が一台私の前に止まって、中に拓真くんがいた。
車の助手席に乗るか迷ったけど、やっぱりマズイと思って後ろの席に乗ろうとしたら、
「隣に座れよ。」
って言ってくれた。
でも、顔が恐い....(泣)
怒ってるぅ――――(涙)
車が動き出した。