愛して。
「それじゃ、ばいば―い!」
加奈さんは帰ってしまった。
私は軽く放心状態。その場に座り込んだ。
頭の中ぐちゃぐちゃ...
「麗花...?」
「..は、はい!!」
「....プッ。///」
ガーン!!
笑われた.....(泣)
拓真くんも隣にしゃがんで、顔を覗き込まれた。
「加奈うるさかったよな。麗花疲れた?」
「そんな事ないよ!明るい人だね!」
そうじゃなくって....
「あの......今度、家連れて行くって....///」
「あぁ、その事?麗花が嫌ならまだ行かなくてもいいよ。」
「そうじゃなくって、私.......」
「ん?あ、大丈夫!まだ、結婚はしない方が良いって分かってる。大学卒業して、オレがちゃんと働いて稼げるようになってからしような?」
「うぅんっ!違うの...私........」
拓真くん.......
そんな事まで考えてくれてたの?
私........
拓真くんの“彼女”だって思っていいの....?