【短編】愛しい君に...[続編追加]
「はぁ。亜月、言いたいことあるなら、言えよ。そうやって、泣かれると困る。」


「ふぇ?」


私は、朔夜に言われて、初めて泣いてることに気づいた。


「亜月?」


朔夜は、私の涙を拭ってくれた。


「朔夜は.....」


いざ、聞くとなると恥ずかしくて。


下を向いてしまう。


「うん?」


「私を好き?」


「はっ?」


私の質問に心底驚いたように声をあげる。


「だって.....」


「だって?」


朔夜は、優しく私の頭をなでてくれた。


「朔夜、私に触れなくなったから。」


「はぁ。それは....」


朔夜は、なんか気まずそう。


「聞いちゃ、ダメなこと?」


「その顔、やめて。」


「えっ?」


意味わかんないよ。



なんか、また泣けてきた。
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